ラスベガス・コンベンション・レポート PART1
2011年スタートレック・ラスベガス・コンベンション・レポート by ホルタのたまご
PART 1
ラスベガスでは毎年8月、スタートレック(以下ST)最大のコンベンションが開催されています。
今年は8月11日~14日の4日間、RIO ALL SUITES HOTELで開催されましたが、実は昨年までLAS VEGAS HILTONで開催されていました。LAS VEGAS HILTONといえば、ご存知の皆さんも多いはずですが、STAR TREK:THE EXPERIENCE(STのインドアテーマパーク)のあったホテルで、STコンベンション開催場所としては夢のようなコラボでした。残念ながらEXPERIENCE は2008年に惜しまれつつ閉鎖となりました。
(写真:中の施設は解体され未だに閉鎖されたままの状態)。
EXPERIENCE閉鎖後、HILTONでのコンベンションは、やはり物足りなさの残るもので、ホテル内のEXPERIENCE跡に花を手向けるファンや、思いを込めたメッセージを残すファンも多く、ちょっと物悲しい場所となっていました。
そんなこともあってか、今年はRIOでの開催となり、折しもST誕生45周年ということで、ある意味、節目の年となりました。
今年のゲストも例年通り盛りだくさんで、毎年参加する常連キャストもいれば、ジョン・チョウ(新スールー)やデビッド・ワーナー(ゴルコン宰相)のように初参加のキャストもおり、総勢70名のゲストでステージのスケジュールもびっしり。
ラスベガスでのSTコンベンションは主に、ゲストのトーク(Q&Aなど)、ゲストによるパフォーマンス(歌、朗読等)、ゲストのサイン、ゲストとの写真、ゲストを交えたパーティー、各種コンテスト(コスチューム、ミュージック・ビデオ等)、ディーラーの物品販売等で構成されています。それぞれ楽しめる内容ですが、コンベンションの醍醐味は世界中のSTファンとの交流かもしれません。今年も述べ1万3千人のファンが色々な国から集まり、知らない同士でもSTを共通言語として交わっていました。まさしくSTの精神『To seek out new life and new civilizations』ですね。
4日間のイベントの初日(木曜日)は午後から開始と、スロースタートですが、これが後半となると、朝から晩までノンストップですので、食事と睡眠時間は二の次になってしまいます。コンベンションが終わる頃にはヘロヘロですが、これが心地の良い疲れです。
さて、コンベンションのスケジュールだけでもここには書き切れませんので、イベントのハイライトをいくつかご紹介したいと思います。
ゲストのトップバッターはVGRのハリー・キムことギャレット・ウォンのステージ。彼は、ラスベガス在住でほぼ毎年参加しており、他のゲストのステージによく乱入します。尚、彼のジョージ・タケイ(スールー)とケイト・マルグルー(ジェインウェイ艦長)のモノマネは絶品です。
ここ数年、TOSでのゲスト出演者や端役の参加が増えており、当時の子役は中年に、また、若々しかった女優さんもそれなりのお歳になっており、さながらTOSのOB,OGの同窓会状態。
当然ながら当時からのファンも相応の年齢となっていますが、STは世代を超えて親しまれていることから、オールドファンのみならず若い世代もそうしたゲストのステージを楽しんでいたようです。
(PART 2 へつづく)