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僕らはトイ〇らスキッズ!

西暦2000年7月

アメリカのロサンゼルス、アナハイムで行われた日本アニメコンベンション、『アニメエキスポ』にゲストとして参加した時、アメリカのアニメ雑誌の編集者に

「アメリカの人たちが、日本のアニメーションに填まり、こういうイベントを行うことをどう思うか?」と質問を受けた時、こう答えました。

「私はスタートレックのエンタープライズのオモチャを10機以上持っている(当時、今はもっとたくさん)。キャラクターフィギュアも200体以上持っている(当時、今はもっとたくさん)。だから、私がスタートレックを通してアメリカにあこがれるように、今日、ここに来ている人たちの日本のアニメーションへのあこがれはよくわかる」と

と、いうわけで、どもです。脚本家の三井です。

てなわけで、今回は、フィギュアの話、特にTNG放送時に次々とアイテムを発売していたプレイメイト物の収集の話をしたいと思います。

みなさん、、『地球の歩き方』(特にアメリカ版)が1990年頃と現在とで変わったところがある事にお気づきでしょうか。

それは、アメリカの都市部のお店紹介から『トイザらス』がトイザらスが消えた事です。

1990年代、東京近郊には相模原にしか店舗がなく、日本にも数店しかなかった当時には

必ずアメリカの都市部には『トイザらス』がお勧めショップとして載っていたのですが、

今や全国に100店以上、関東だけでも60店あるため。特異性は消え、わざわざ渡米してまで寄る場所でなくなってしまったために載らなくなってしまったのです。

が、これは私のように、スタートレックグッズを求めて渡米する物にとってはとてつもなく辛いことでありました。

何故なら、アメリカのトイザらスにはちゃんとスタートレックのコーナーがあって、フィギュアや武器アイテム、プラモデルなどがずらりと並んでいるからです。

その扱いは、日本で言えば、ウルトラマングッズや戦隊アイテムのような物です。

しかし! そう簡単に渡米できるワケではありません。

TNG放送時のフィギュアアイテムを手に入れる方法は、渋谷、原宿、恵比寿辺りに点在した、アメリカントイ、輸入ショップを歩き回る事でした。

しかも、その値段は1500円から3000円。

物によっては5000円を超えるものもありました。

そして、エンタープライズを初めとする宇宙船類は7000円から20000円近くしていました。

本当に、渡米して買いに行きたくなる日々でした。

しかも、キャラクターフィギュアは次々と発売され、Qやボーグ等のゲストキャラやレギュラーキャラもホロデッキやイベントで一度しか登場しなかった格好まで登場し、更にDS9やヴォイジャーと作品が広がって、まさに『血を吐きながら続けるマラソン』状態でありました。

しかも、前にも書きましたが、アメリカで『ジェネレーションズ』を見た時は全くスタートレックにはまっていなかったため、向こうのトイザらスで限定版のプレイメイツ版「エンタープライズB」にも全く食指が動かず、後にシールを変えただけの「エクセルシオール」が出た時には歯がみしたものでした。

そして更に驚愕したのは、ニューヨークに旅する機会を得た時に(前回のブログに書いたテンペストを見た時)にタイムズスクエアのトイザらスで、見切り品として3ドルで売られているキャラクターフィギュアを発見した時でした。

さて、長々とスタートレック・キャラクターフィギュアの想い出を語らせていただきましたが、実はこの辺りの話を5月6日に、学研パブリッシングから発売される「キャラクター・エイジ VOL.6」に書かせていただきました。

よろしければご覧下さい。

他にも、テンフォワード川崎が行われるペパーランドの小宮山氏のエンタープライズD作例レポートや紙上通販もあります。

ではでは

三井秀樹