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第13回TFK 開催しました

13回目を迎えたTFK。

今回のテーマはなんと「ギャラクシー・クエスト」でした。

スタートレックへのオマージュに溢れたパロディ映画のふりをした(笑)ドリームワークス社製作の本格的SF大作。2000年のヒューゴー賞を受賞しています。

川崎でも本作のファン比率の高いこと!

「スタトレ映画中最高傑作」?との意見も(笑)

「叛乱」と「ネメシス」の間に公開された作品ですが、豪華キャストに加え、ILMのSFXにスタン・ウインストンの特殊メイクと特撮も超一流。未見の方はこの機会に是非。

こちらはプラモデルのプロテクター号。日本でもまだ入手可能です。

川崎に集合した希少なグッズの数々。パンフレットが入っていたポップコーン袋も、みなさん捨てずに持っていました。

サイン入り(ここはコピーですが)スクリプトも。

 

今回はスタートレックぬいぐるみが、こんなに大集合。

次回開催は、8月20日(土)18時。
次回のテーマは、TMP。1979年制作の劇場版第一作です。


TFK13、本日開催です

13回目を迎えた TEN FOR WARD KAWASAKI。
今回のテーマは、なんと「ギャラクシー・クエスト」!
みなさん予習復習はお済でしょうか?
では18時、川崎で会いましょう!

会場はおなじみ、川崎のペパーランド。
神奈川県川崎市川崎区砂子2丁目2−2
044-233-8587
これからも毎月第3土曜日18時に開催します。


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ペパーランド小宮山さんインタビューその4

(その3からのつづき)

ーー小宮山さんが新しい技術などを取り入れるきっかけになったのがエンタープライズだったということですね。

実はエンタープライズの前に・・・。
79年くらいに山野純二さんというかたが「ホビージャパン」でフルスクラッチでロビーを作られてましてね・・・。
(そういえばまだ取ってあるはず、と掘り起こしを始める小宮山さん。あるはずなんだけどなあ、この間片付けちゃったかなあ、と残念ながら掘り起こされず)

その山野さんがロビーを初めて複製して型取りして量産してらして。
それが日本におけるガレージキットの第一号と言われてます。
それが欲しくて欲しくて。ちょうどちょっと前に日曜ロードショーでやった「禁断の惑星」を観て、ツボにはまりまして。
正直に言ってぼくは、SF映画No1は「禁断の惑星」だと思ってます。
で、そのロビーをスクラッチしようと、山野さんの見よう見まねで、初めて型取り複製して。
山野さんはポリエステル樹脂を使ってらしたんですけど、僕は初めてキャストを使いました。
あの頃はまだ東急ハンズがなかったので銀座の伊東屋で買いました。
伊東屋は結構素材とかがありましたね。今のハンズみたいな感じでしたね。
そのロビーをいくつか抜いたのが、「宇宙船」の聖さんの目に止まって
こういう特集をしたいということで、しばらくお手伝いして、その時にいろんな人とつながりができました。

ーーガレージキットを販売したりはしなかったんですか?

売ったりはしませんでしたね。
名刺代わりにあげたりとか。
ロビーといっても1/35の小さいものですし。
あの頃大阪のほうでもレジンでモスラを作る方と方が出始めて、翌年くらいに海洋堂もキャストでガレージキットを出し始めた。

ーー「宇宙船」の特集で、ゴジラのフルスクラッチをやっていたのを覚えています。

ゴジラのフルスクラッチは品田冬樹さんがやってらっしゃいましたよね。
当時ひじりさんの杉並のご自宅に休みのたびににみんな集まっていて、開田裕治さんとか品田冬樹さんと(かすみやかずお)さんとかがいらしていて、自分のロビーとかを持っていってました。
聖さんが、アメリカのコンベンションでジュピター2号のバキュームフォームキットを買っていらしたんですが作り方がわからないと。
僕は飛行機でバキュームフォームキットを作っていたのでそれを作らせていただいて、「宇宙船」に載って反響があったりとか。
本当にスタートレックを意識したのは、そのあたりのSFにはまってからですね。

ーースタートレック以外のSFキットはどんなものを?

なんでもやりましたけど、模型的に魅力があるのはITC関係のサンダーバードとかキャプテンスカーレットとか謎の円盤UFOとか、永遠のテーマですよね。
何とかキットをベースにディティールアップしていいものを作りたい、という。
ウルトラホークとかマイティジャックとか、なんで60年代のメカってなんであんなに魅力的なんですかねえ。そのあとネタが出つくしちゃったんですかねえ。
最近いろんな方とよく話しているのは、メカデザインの60年代から続いて70年代のスターウォーズとかギャラクティカ、TMPを経由して82年のブレードランナーあたりが頂点で、そのあと退化してるんじゃないかと。見せ方とか。

***その5につづく!


ペパーランド小宮山さんインタビューその3

(その2からのつづき)

ーーコンテストの常連とかではなかったんですね。

「キャラクターエイジ」に載ってらっしゃる栗原孝明さんは、潜水艦のガレージキットで有名なプロの方ですが、作る潜水艦の排水溝がまったく同じ形でびーっと一列に綺麗に並んでるんですよ。
(とここで、おもむろに海底軍艦とダグラムの模型が出てきました)


その当時に作ったものが残ってます。
フルスクラッチでつくった海底軍艦と、(市販品をジオラマにした)ダグラム。
(台座を裏返して)昭和57年5月って書いてある。ダグラムはどこかに出したというものではないですが。

ーーガンダムは興味がなかったけれど、ダグラムは作ってみた、ということですね。

ダグラムは好きでした。ボトムズも好きです。
最近のは、まあ。(笑)
なんで作ったかというと、80年に杉並公会堂で第一回特撮大会というのがありまして、海底軍艦轟天号の3尺モデルというのが東宝の倉庫から発見されて、欠損していたドリル部分を作りましょう、と。
裏に書いてあるある。昭和56年ですね。
一番ネックなのがこの排水溝、海底軍艦の泣かせどころです。

ドリルも大変で。同じ頃海底軍艦をやっている人たちも、ドリルをどうする、というのがネックでした。
これは細く切ったアルミをまいて、で、この螺旋が3ケ所から始まっていて、これが海底軍艦の特徴です。
ちょっと前でしたらこれを背中につけて、「やりがい!」とか。(笑)
古い世代だとナゾータワーとか。(大笑)

自分の作品ではこのあたりが最古の部類にはいりますけど、作ろうっていう意欲はこの頃のほうがありましたね。
ものが無いほうが。
今は待ってればどこかが(いい商品を)出すよ、とか作るのかったるいよって。(笑)

ーーダグラムがミリタリージオラマっぽい始まりでしたよね。

ガンプラのヒットがあればこそ、とは思いますが、ダグラムとかボトムズとかは大河原邦男さんが一番やりたいことがやれた時期じゃないかと思います。

ーースタートレックの模型にはどのあたりで興味を持たれたんですか?

スタートレックは、ミドリのエンタープライズを兄が持っていて、50円のプラモデルも買いましたけど、意識し始めたのはやっぱりTMP(79年の劇場1作目)を観てからですかねえ。
もっとも正直なところ、映画館で初めてみたときにはぐうぐう寝ちゃいました。
出航するまでは起きてたんですけど、ヴィージャーに入ってからは1時間半くらい寝てました。
気がついたら終わってた。(笑)
はまったのは、2(「カーンの逆襲」)を観てからですね。
テンポがよかったし、すごいノレたし、はまりました。
第一作を見直したかったけど、ビデオがまだ高くて。
ちょうどテレビで「スペース1999」の後番組で、宇宙大作戦の再放送が始まったんです。
ノベライズも読みました。2のヴォンダ・マッキンタイヤのノベライズは、本編以外の世界観に広がりがあって、それは賛否両論あるところなんですけど僕ははまりました。
で、エンタープライズを作りたいなあと。
初めて電気を仕込んでエンタープライズを作ろうと思ったけど、完成しない。(笑)
AMTのキットです。一番最初のキットには香港製のムギ球と電池ボックスもついていて、窓に穴が空いていたんです。
当時の雑誌ホビージャパンには柳沼さんという方の作例が出ていて、光漏れには内側にアルミホイルを貼るといいとか知ったんです。
その柳沼さんの作品が久が原にあるモデルエスという模型店にあると、でお店にいったら本物があって。
お会いしたら柳沼さんがトレッキーだったので、スタートレックのメタルフィギュアとかもあって、お話を伺ったらそのあと話が弾んで。
そしてアメリカのモデラーが作られたAMTの電飾をいれたエンタープライズの写真があって、それがものすごく素晴らしかったんです。
こんなふうに作りたいなあ、と。
発光ダイオードとか光ファイバーとか、シリコンゴムとか型取りとか。
そういうことを知り始めて、それがルネッサンスというか、素材革命があったというう感じがしますね。

***その4につづく!


朗読会あります

どもです
三井秀樹です

またまた告知させていただきます

今月16日に行われる、渋谷で81プロデュースの声優さんたちの朗読会のお手伝いをしています

タイトル:『81’show』 梅雨明けの感情説~く♪
日時:2011年7月16日(土)
マチネ 13:30開場14:00開演
ソワレ 18:00開場 18:30開演
場所:WASTED TIME(電話03-3461-8383)
地図:http://www.wastedtime.jp/map.html
台本・三井秀樹 津久井教生
演出・音楽:津久井教生  

出演:小林優子、葛城七穂、津久井教生
お手伝い&出演 81プロデュース若手軍団

制作:㈱81プロデュース/ユニット工房や

料金:2,500円(ドリンク2杯付き)(全席自由)

くわしくはこちら

http://kyousei-t.air-nifty.com/blog/2011/07/81show7-8f00.html

なんと、今回の出演者に小林優子さんが!
ヴォイジャーのケスの声が生で聞けてしまうという、スタートレックファンにはすぺっしゃるな回になってます

が、そう、7月16日は第三土曜日、TFKの日ではありませんか
私も、こちらの手伝いをしていて、このところTFKに参加出来ずにいるのです

でも大丈夫、マチネ 13:30開場14:00開演の回を渋谷で見て、夕方から川崎ってことでどすか?


ペパーランド小宮山さんインタビューその2

(その1からのつづき)

塗料を初めて買ったのはハンブロールでした。マジックや水性絵の具では塗ってみてましたけどね。
従弟の家が立川で、その立川の中武デパートに城山模型というのがありました。
つやありのグレーかなんかで、塗っても全然乾かなくて、それをこぼしてランドセルにくっつけて、そのランドセルに教科書を入れていって、学校の机の上にもグレーが付いて。
それ以来、ハンブロールの塗料は乾かないんだな、って。(笑)
模型自体は親戚のおにいさんからもらったレベルのB58ハスラーだったと思います。

色を塗ったのはそれが初めてで、イマイのサンダーバードとか、マスコットシリーズとかマルサンの50円のとかはさんざん作りましたけど、初めて塗料を買って失敗したのがそれが初めてでした。
ハンブロールのほうが安かったんですけど、多分売れなかったんですよね。
塗ればかっこ良くなるんだと思って。
薄め液どころか、エナメル系かラッカー系かなんてことも知りませんでしたし。
筆で塗ったんだろうなあ、と思うんですけど記憶が曖昧で。
とにかくランドセルにくっついたという思い出が。(笑)

本格的に塗装を始めたのは、零戦かなんかだったと思いますねえ。
戦車はあまり作らなくて。飛行機のほうが多かったですね。
あと影響を受けたのは同じマンションに住んでいた小学校の同級生のお父さん。
お父さんがソリッドモデルとかがすごく上手な方で、遊びに行くたびに、こういうのを作れるようになりたいなあ、と。

小学校の図画工作クラブみたいのに入れば、学校に堂々とプラモデルを持っていける。(笑)
その頃作ったのはキャラクター物が多かったですね。
サンダーバード、マイティジャック、ウルトラQとかはちょっと上の世代の人たちで
僕らは仮面ライダー、マジンガーZとかですね。
超合金を買うお小遣いがないのでプラモデルで、という。(笑)

年代的に考えるとマジンガーZからヤマトまで2年くらいしかないですけど、その2年は大きかったという気がします。
実はガンダムにハマったことがなくて。
中学、高校でもヤマト一色だったし、それと並行して飛行機、それもプラモデルよりもユーコンとかラジコンとかに夢中になってました。
いまだに、偉そうに言うと
「模型飛行機ってのは木を削って作るもんなんだよ」(笑)。

ーー本格的に出品したり、大会に出したりはいつぐらいからですか?

ヤマト2以降くらいでヤマトショックが収まってから、雑誌「宇宙船」をみて、特撮物とか横のつながりを意識するようになりました。
編集をやっていた聖咲奇(ひじりさき)さんから連絡をもらって、模型特集を手伝ったりしてました。
その頃が、模型を作ってお金をもらった始まりです。

***その3につづく!